温度計センサーをパソコンに搭載する意味とは
パソコンが一般家庭に普及しだして、早20年になります。
windows95のOSが一大ブームになった当時はまだパソコンは高価なものであり、1台あたり約30万円もしました。高価だった理由は国内メーカー3社がシェアを独占していたためで、98年までは海外メーカーの製品が流通することもありませんでした。しかし現在では中国・アメリカ・韓国製品も広く出回っており、1台あたり3万円で購入できるものもあります。
国内メーカー製のパソコンが高い理由には付属機能が充実していることが挙げられ、その1つが温度計センサーです。この温度計センサーはPC本体のマザーボードやCPUといったメイン基板に備わっており、各基盤が熱を帯びてくると自動で冷却ファンを動かす役目を果たしています。そのため、長時間PCを駆動させていてもフリーズしたり電源が落ちるといったトラブルが発生しないわけです。ところが国内メーカー製のパソコン以外だと、温度計センサーを取り付けているマシンはごく僅かしかありません。
付けない理由はコストを大幅に下げるためで、最小限のスペックマシンであるといえます。パソコンにとって高温になることが最もダメージを受ける要因です。今お使いのPCに温度計センサーが無い場合は、外付けタイプのものを取り付けて駆動を安定させるのが賢明といえます。大切なデータがたくさん入っているパソコンの動きを安定させるには、温度管理は非常に大切なことです。