温度計センサーの使用例ついて

温度計センサーは実に様々な電化製品でごく一般的に用いられているのですが、普段の生活ではさほどそれを意識するようなことはないかもしれません。

最も分かりやすい温度計センサーの使用例は、まさに温度を管理することが目的となっているような電化製品が挙げられます。どのような電化製品が該当するか、ちょっと考えてみてください。温度を管理することが目的となっているような製品には、例えば冷蔵庫が代表的でしょう。そのほかにはエアコンもそうでしょうし、電気ポットなども挙げられます。

冷蔵庫では庫内を例えば5℃に保つような働きが絶対に不可欠です。これを超えてあまりに温度が上がってしまうと食品は腐ってしまうでしょうし、冷やし過ぎては逆に凍ってしまいます。つまり、設定温度を5℃とし、そのプラスマイナス3℃の範囲内に保つことを目的として冷蔵庫を作った場合、庫内の温度が8℃以上になれば冷却装置を作動させ、庫内が冷やされて2℃以下になれば逆に冷却装置を止めるような設計をすることになります。

温度計センサーが必須だということが分かるでしょう。電気的、機械的に把握できるような何らかの方法で、8℃とか2℃とかの温度を検知し、それを冷却装置のスイッチオンやスイッチオフと連動させる必要があるわけです。エアコンでも似たようなものです。室温が、使用する人が設定した温度よりも高いのか低いのかを検知して機器を作動させたり止めたりする必要があるわけです。