湿度計の湿度センサーには2種類があります
湿度は空気に水分がどれだけ含まれているかで不快感が出て来ます。
湿度計の表示が100に近づくほど蒸し暑さを感じることになるわけですが、梅雨時期になると80~100の湿度になるため、日本の梅雨は蒸し暑いと言われているわけです。湿度計は部屋の中で使うだけでなく、様々な用途で活用が行われています。活用方法の中には湿度を表示させる機能ではなく、湿度センサーが感知した湿度を電気信号に変換して、コンピュータがコントロールする役割を持たせるものが一般的です。
この湿度センサーは大きく分けると電気抵抗式と静電容量式の2つの種類があり、それぞれの特徴を持ちます。特徴を十分理解した上で、湿度センサーを使い設計を行うことが求められるのですが、種類は異なっていてもいずれも湿度計としての役割を持っています。電気抵抗式のメリットは構造が簡単などからも、大量生産ができる点や安価である点です。さらに、電気抵抗を測定する原理を持つため、ノイズに強くセンサー部の小型化や接続ケーブル自体を細いもので賄うことができます。
その反面、構造上の理由から湿度が10%~20%などのような湿気が少ない測定には不向きなどのデメリットを持っています。静電容量式はノイズに弱いため、ケーブルはシールドが必要になる、低い湿度でも計測ができる、応答速度が速いなどの特徴があり、コストは電気抵抗式よりも高くなるものの、現在の湿度計に採用されている湿度センサーの主流と言われているのです。